「あまりに打てなくて」阪神ファンやけくそのヒッティングマーチ
弱り目にたたり目ともいえる状況に、右翼席に陣取った虎党も「やけくそ」だった。初回先頭でマートンが打席に入ると、いきなりチャンスの際に使われるヒッティングマーチが流れてきた。前夜に零敗を喫し、さらにチームが低迷していることに加え、球界No.1投手のダルビッシュとの対戦。多数を占めた関東のファンと北海道のファンが話し合って決めたそうで「あまりに打てなくて、みんなダレてしまっていたから。最初からヒッティングマーチを流した方がファンも喜ぶしね。やけくそでした」と代表者。不振を打開する意味も込められていたが、この日も零敗に終わり願いは届かなかった。