広島県警警部 飲酒運転で書類送検、停職6カ月に
同僚との懇親会で飲酒運転をしたとして、広島県警は27日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、三次署の男性警部(49)を書類送検した。県警監察官室は同日付でこの警部を停職6カ月、同乗した男性巡査部長(40)を戒告の懲戒処分にした。
送検容疑は5月15日午後3時ごろ、広島県三次市吉舎町の運動公園と周辺の林道を約1キロにわたり、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
監察官室によると、この日、公園で署員ら15人がバーベキュー大会を開き、警部は午前11時40分ごろから缶ビール2本と日本酒1?5合を飲酒。飲酒しなかった署員らが車を運転しているのを見て「ちょっと乗せてくれ」と頼んだ。警部は「酔いはさめていて大丈夫だと思った」と話している。警部は当時、三次署の刑事課長だった。
中村和博首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。誠に遺憾であり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。再発防止に努めたい」とコメントした。