団結力見直され「チーム」躍進 支援も充実
昨年の東日本大震災をきっかけに絆が見直されるようになったが、困難にくじけず再起する被災者の姿が選手の力になったのは間違いない。仙台市出身の福原は「被災地の子供たちとも約束を守ることができて本当にうれしい」と振り返った。
また、今回はロンドン市内に国の後押しで、総費用約5億4000万円で運営されるマルチサポートハウスが初めて設置された。情報分析スタッフ40人が常駐し、マッサージ、トレーニングルームなども完備されて、選手はこれまで以上の支援を受けられるようになった。韓国が「集中と選択」で得意競技で金メダルを量産したのとは対照的に日本はアテネより2つ多い13競技でメダルを獲得。韓国内では「日本の方がうらやましい。スポーツに親しめる環境は日本の方がはるかに整っている」(韓国紙記者)と指摘する声も出ていた。