入江、200Mでも五輪切符も不満「とりあえず遅い」
「前半から積極的に行くことがテーマ」だった。序盤から飛び出し、150メートルの計時は世界選手権よりも0秒35遅い1分25秒27。昨年12月22日からシンガポール、グアムで合宿を行い、苦手のバサロキックを腰を入れて打つよう改良し、手応えはつかんでいた。しかし、劇的なタイム向上にはつながらなかった。
100メートルと2種目で出場権を狙ったことも影響したようだ。「スピード系の100と、両方やるのは本当に大変」と本番に向けて調整方法は再考する。北京五輪は5位に終わったが「ロンドンでは最高の結果を出せるようにやり直したい」と出直しを誓っていた。
◆入江 陵介(いりえ?りょうすけ)男子背泳ぎのエース。08年北京五輪は200メートルで5位。世界選手権は09年が200メートル2位、100メートル4位、11年は200メートル2位、100メートル3位。近大出、イトマン東進。1メートル78、65キロ。22歳。大阪府出身。