琴欧洲休場で栃煌山が不戦勝 白鵬ら3力士の優勝消える
大相撲夏場所千秋楽の20日、東大関?琴欧洲(29)=本名カロヤン?マハリャノフ、ブルガリア出身、佐渡ケ嶽部屋=が日本相撲協会に休場を届け出た。「右足根骨じん帯損傷で約3週間の治療を要する」との診断書を提出。琴欧洲は14日目までに8勝6敗と勝ち越しを決めていた。昨年秋場所以来の休場で通算5度目。
琴欧洲は千秋楽で、11勝3敗で優勝争いのトップに並ぶ平幕の栃煌山との一番が組まれていたが、栃煌山は不戦勝が決定。優勝争いは栃煌山、大関稀勢の里、平幕の旭天鵬の3敗組に絞られ、星一つの差で追っていた横綱白鵬、平幕の隠岐の海と碧山の優勝の可能性が消えた。
稀勢の里は大関把瑠都と、旭天鵬は関脇豪栄道とそれぞれ対戦。3敗の3力士はいずれも優勝すれば初めてとなる。