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日本初の双子メダリスト誕生!湯元弟、銅だ!結婚だ!

表彰台は4年前、兄が立っていた場所だった。スタンドから拍手を送りながら、悔しさとねたましさを感じた、その場所。湯元進は「ああ、兄貴を超えられなかったんだなあ、と。悔しいっすね」と複雑な笑みを浮かべていた。だが、すぐに強気の顔に戻る。「4年前のあの悔しさがあったから、ここまで来られた。兄貴は(北京のメダルは)2人で獲った、と言ってたけど、今回はあの時をバネにした自分の結果です」

 最終ピリオドで攻めきれず、落とした準決勝から3時間あまり。3位決定戦は、意地だけで強豪を退けた。第1ピリオドは1―1ながら、相手が場外逃避による注意を受けており、先制。第2ピリオドは0―1の終了16秒前にタックルから相手を場外に押し出し、逆転。準決勝後に父?鉄矢さんから「こんな内容じゃあかん」と言われたことを明かし「反発を感じたけど、どういう試合をすればいいか分かるだろ?というメッセージだと気付いた」と振り返った。

 「巨人の星」を地でいく小学生時代だった。国体選手だった父の勧めで始めたレスリング。女子に投げられた双子に、容赦ない“教室”が始まったのは小3のときだ。自宅の6畳間にマットを広げ、毎日2時間30分。怒声や泣き声を隠すため、4年間、同じ曲が大音量で鳴っていた。「TRFの“ボーイ?ミーツ?ガール”がかかると今も鳥肌が立つ」。だが、父の注いだ情熱の総量を考えると「とてもマネできない」と気付いた。その父は「ロンドンは進一がメダルを獲る番」と言い続けた。「なんて言われるか分からないけど、首に掛けてあげたい」

 スタンドで見守った婚約者にも、メダルをかざしてみせた。自衛隊の同僚として競技を続けながら、同じマンションで栄養管理にも気を配ってくれた島田だ。「レスリングを始めて20年、やり切ったというのはあるけど、悔しい思いもある」と言った湯元進は「このメダルを磨いて、金色にしたいというのもある」と話し、現役続行を示唆。そして「この結果で兄貴に流れをつなげたなら」と追い続けてきた兄の背中を、ポンと押した。

 ◆湯元 進一(ゆもと?しんいち)1984年(昭59)12月4日、和歌山市生まれの27歳。小3の時に父が自宅につくった道場でレスリングを始める。和歌山工高時代にインターハイで優勝し、拓大に進学。11年の世界選手権は8位。昨年の全日本選手権で3度目の優勝を果たした。北京五輪で60キロ級銅メダルの健一は双子の兄。1メートル64。

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