歯茎骨折の飯野「主将のつもりで」痛み止め飲み奮闘も
作新学院は準々決勝の智弁学園（奈良）戦で劇的な逆転勝利を収めた打線が沈黙した。光星学院?秋田が要所で投じる１４０キロ台後半の直球とスライダーのコンビネーションに手を焼いて６安打に抑えられ、好調だった４番飯野の前に走者を置けなかった。
飯野は３回戦の走塁中に野手と激突して歯茎部分を骨折。歯８本をワイヤで固定し、痛み止めを飲みながらも「プレーには（影響を）出したくない。主将のつもりでやっている」と下級生の多いチームを引っ張ってきた。６回途中から準々決勝に続いて救援したが、バッテリーエラーが絡んで痛い２点を失い、力尽きた。