【巨人育成1位】森和樹 粗さ目立つも素材は◎ 育ててみたくなる147キロ右腕
93キロの巨漢投手は最速147キロ。体を絞ればキレが増し、重い球質がさらに生きてくる。真っ直ぐも魅力的だが、最近はあまり見なくなった縦に落ちるカーブは目を引く。さらにフォーク、スライダーもあり、制球力の粗さを差し引いても、素材としては、育ててみたくなる右腕だ。
立ち上がりが悪く、回を追うごとに球速が増し、コントロールが良くなっていくのも面白い。恵まれた体をさらに生かし、クイックやフィルディングなどを時間をかけて磨き、満を持して1軍に上がった時にはスケールの大きい投手になっている予感がする。“先行投資”だが楽しみな投手。