藍 地元Vで史上最速4億円突破だ!
沖縄とは思えない冷え込みの中でも宮里はきっちり仕上げてきた。プロアマ戦後に会見に臨むと、「良い状態で試合を迎えられると思う」と今大会7年ぶりの優勝へ自信をのぞかせた。
コースを訪れたコーチの父?優氏(64)も「スイングのテンポを一定にしたら、トップの位置も良くなった。戦える状態になった」と太鼓判。勝てば横峯の126試合を上回る史上最速の78試合で生涯獲得賞金4億円を突破。米ツアーが主戦場のため22歳で達成した横峯に年齢では及ばないが、宮里にまた1つ勲章が加わることになる。
オンとオフの切り替えでゴルフへの集中力を高めた。「今までは24時間ゴルフのことを考えて自分を追い詰めていた。心が疲れてしまうので意識を休めたい」とゲームや読書の時間をつくって試合への態勢を整えた。
昨年の日本ツアーは34試合中17試合で外国人選手が勝った。宮里は試合数は限られるものの、エースとして日本ゴルフ界を盛り上げたい気持ちは強い。「日本でしばらく勝ってないし、沖縄の試合でもあるから勝ちたい」。2シーズンぶりの国内勝利なら、巻き返しを期す日本ツアーにとっても最高の船出となる。