昼休みや休暇使って1700万円 窃盗市職員に実刑
職場の昼休みなどに空き巣を繰り返したとして、窃盗罪などに問われた元長崎市職員山道昭友被告(42)=懲戒免職=の判決で、長崎地裁は17日、懲役5年(求刑懲役6年)を言い渡した。
判決理由で荒木未佳裁判官は「収入に見合わないぜいたくな生活で借金を重ね、家族と裕福な生活を続けるため昼休みや有給休暇を利用し犯行に及んだ。被害金額は約1700万円に上り刑事責任は重い」と指摘した。
判決によると、山道被告は市職員だった2004年から10年にかけ、葬儀で不在の住宅に侵入して現金を盗んだり、盗んだ預金通帳などを使って現金を引き出すなど、未遂も含め21件の犯行を重ねた。