出会い系で777万円請求された女性 カード会社にも責任と提訴
出会い系サイトの利用で多額の利用料を支払わされたのはクレジットカード会社の対応にも問題があるなどとして、名古屋市の40代の女性が24日、カード会社4社とサイトの実質運営会社などに約770万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。原告の代理人は「カード会社まで訴えるのは珍しい」としている。
訴状によると、女性は昨年5月、携帯電話に突然送られた男性からのメールにあったアドレスをクリックした。その後、出会い系サイトから登録を知らせるメールが届き、女性は男性とサイトを通じたメッセージのやりとりを続けたという。
代理人によると、8月までに別のサイトも含めたメッセージ送信や閲覧利用料としてカード決済や振り込みを通じて約777万円を支払ったとしている。
カード会社に対しては「高額の支払いについて、カードの利用内容を利用者に問い合わせるなどの対応を取るべきだった」と主張している。