五十嵐フォーシーム捨てる 今季初ブルペンで52球
メッツでプレーした昨季は左打者の対戦打率?208に対し、右打者に?306と打ち込まれた。その反省から、ヤクルト時代の武器だったフォーシームを捨て、全てツーシームに替えた。右打者の懐をシュート気味にえぐる軌道で「ファウルが増え、空振りも取れるようになった」という。上半身の強化に重点を置いたことで、ウインターリーグではフォーシームとほとんど球速が変わらない平均95マイル(約153キロ)をマーク。外角スライダーとのコンビネーションを確立した。
今後、キャンプ地入りまでに5回ブルペンに入る予定。「つかんだものを維持して、その上でパワーアップして臨めれば」。招待参加のキャンプはアピールの場。開幕メジャー枠を勝ち取るための準備を進める。