被災地に勇気を…復興祈りカズダンス見せる!
Jリーグ選抜のFW三浦知良(44=J2横浜FC)は、ゴールを決めればカズダンスで被災地に勇気を送ることを約束。さらに被災地?岩手県出身のMF小笠原満男(31=鹿島)らと積極的に支援活動を行う意向を明らかにした。
被害の甚大さに胸を痛め、東日本大震災後は笑顔すら封印していたカズが“伝説のパフォーマンス”を約束した。世界中で中継される今回の慈善試合。「賛否両論あると思うけど、やってもいいんじゃないかな」。得点を決めれば復興の祈りを込め、カズダンスを踊る。被災者感情を考えれば、批判の声が上がるのも覚悟の上での決断。全ては被災地に勇気を送るためだ。
サッカー界は今、一つになっている。カズはこの日朝、Jリーグ選抜の宿舎を訪れた日本協会の小倉会長と会談したことも明かした。「日本協会、東北の協会とも連携して支援していこうという話をしました」。昨年末から日本代表の待遇改善などを求め、対立関係にあった選手会と日本協会だが、一時休戦。復興への思いで一つとなった。
注目の一戦はFWでの先発が有力だ。小野が、中村俊が「カズさんに決めてもらいたい」と言う。「仲間がそう言うなら決めないとね」とカズ。豪華メンバーとの共演に練習でもテンションが上がり、帯同した専属トレーナーが「抑えめにと言ってあったんですが」と苦笑するほど全力でプレーした。カズは信じている。伝説のパフォーマンスは必ず、被災地に希望と勇気を届けることになると。