元日本赤軍幹部 丸岡修受刑者が刑務所で死亡
日本赤軍による「ドバイ事件」と「ダッカ事件」のハイジャック防止法違反罪などで無期懲役の判決が確定し、服役中だった元幹部の丸岡修受刑者(60)が29日午前8時すぎ、八王子医療刑務所で死亡したことが関係者への取材で分かった。
徳島県出身で、大阪府内の高校を卒業後、ベ平連活動に参加し、1972年、大阪から出国した。73年、パレスチナゲリラらとオランダのアムステルダム上空で日航機を乗っ取り、リビアで同機を爆破。77年には仲間4人とインド上空で日航機をハイジャック、バングラデシュのダッカ空港に強制着陸させた。
87年に偽造旅券で帰国したところを警視庁が逮捕。一、二審判決で無期懲役とされ、2000年、最高裁が上告を棄却する決定をし、服役中だった。昨年6月には重い心臓病を理由に刑の執行停止などを求め提訴したが、停止については訴えを却下されていた。