計画停電 茨城と千葉の被災地を除外
東京電力は15日、東日本大震災で被災した茨城県と千葉県内の旭市、浦安市、香取市を計画停電の対象から除外する方針を両県などに伝えた。
茨城県では津波などで19人が死亡しており、現在も停電や断水が続いている。また、千葉県旭市でも津波などで12人の死者が出ている。
千葉県の森田健作知事は15日、県庁を訪れた東電千葉支店の近藤聡副支店長に「被災地だけはやめてほしいと何度もお願いしていた。被災している人たちの気持ちを考えて」と要請。近藤副支店長は「配慮が足りず大変申し訳ない」と陳謝した。
東電は14日に初めての計画停電を実施。旭市や茨城県鹿嶋市の避難所でも停電になり、茨城県の橋本昌知事は対象地域から外すよう求めていた。