作戦失敗?Xマスカード装い偽メール
ホワイトハウスからのクリスマスカードを装った偽メールが昨年末、米政府当局者らに送られていたことが分かった。AP通信が5日、サイバー犯罪の専門家らの話として報じた。
捜査、国防関係者が狙われ、情報を盗み出そうとした形跡があるが、被害の報告はなく、送り付けた犯人らも分かっていないという。
先月下旬に届いた偽メールは、赤と緑を配したクリスマスツリーのグリーティングカードを模し「大統領府(ホワイトハウス)から」と称していた。
メールのある部分をクリックすると、パスワードなどを盗み取るソフトウエアが自動的にパソコンに忍び込む仕組み。送り付けられた数は不明。
米政府は、ウィキリークスによる外交公電流出を受け、官庁などの情報管理を強化するよう通達を出している。(共同)