遼くん今季初勝利ならず…“超重ドライバー”には手応え
2位に終わったとはいえ、石川は前向きな感触もつかんでいた。「1Wの感触は凄くよかったし、ごまかして真っすぐ打つことがなくなってきた」
今週から練習で使い始めた新兵器、スチールシャフトを差した1Wの効果はあったという。ヘッドも特注で、総重量は普通の1Wの約2倍となる700グラム。スタート前もこの超重ドライバーで練習して体の動きを確認した。「軽いクラブだと手先で合わせられるけど、あのクラブはそうはいかない。少しでも無駄な動きがあると全然真っすぐ飛ばない」。体全体を使った自然な動きでなければ操れないほど重いクラブ。これまでにも素振り用に短尺の1キロのクラブはあったが、実際に球を打つことの効用も見いだした。すでに国内ツアーは終了し、石川にとっては今週のタイ選手権が年内最終戦。「来週に向けてもいい緊張感でラウンドできた」と、前向きな手応えと超重ドライバーを携えてタイに乗り込む。
▽競技方法 各ツアー代表6選手による団体戦。1ステージ9ホールで、前後半の2ステージの合計ポイントで順位を決定する。前半が交互にボールを打つオルタネート方式のダブルス、後半がシングルス。1位=3点、2位=2点、3位=1点で、2チームが1位タイなら2.5点。ティーグラウンドの位置は団体ごとに異なる。