長友 ラグビー“宣伝部長”敵地イタリア戦PR
既にイタリアでも全国区の人気だ。今年1月に移籍したインテルでレギュラーの座を奪い、“お辞儀パフォーマンス”も定着した。5月にはサポーター投票による「サンシーロ?ジェントルマン賞」を受賞。著書「日本男児」はイタリア語版も発売される勢いだ。異種競技に関する広告への起用は異例だが、長友の成功が大きな影響をもたらしていることの証だ。
もちろん、ザックジャパンでも攻守の軸を担う。この日の実戦練習では新布陣3―4―3の連係が徹底された。左MFに入る長友の運動量と攻撃力があるからこそ機能する布陣。全体練習後は、ザッケローニ監督と通訳抜きで話し、個人指導を受けた。
「言われたのはポジショニングや体の向き。監督には“おまえの好きな攻撃ができるだろ”と言われた。(3―4―3は)絶対、日本の武器になる」。一般公開された練習では左サイドを駆け上がるだけで黄色い声援を浴びた。3―4―3では攻守において、より大きな役割を負うことになり、活躍の機会はさらに増える。長友人気はますます沸騰することになりそうだ。