日本代表「アウディ杯」でビッグクラブと対戦も!
日本代表に願ってもないドリームマッチ構想が浮上した。早ければ来年夏にもバイエルンM、バルセロナ、マンチェスターU、ACミランなど欧州を代表する超ビッグクラブと直接対決する可能性が出てきた。いずれも各国のスター選手がそろい、レベルは各国の代表と対戦する国際Aマッチをしのぐと言っても過言ではない。まさに夢の強化プランとなる。
26日、日本サッカー協会はアウディ?ジャパンとサポーティングカンパニー契約を締結。今後、ザッケローニ監督以下、代表チームには同社が誇る高級車が必要に応じて貸与される。車好きを自負するザッケローニ監督も「早く運転したい気持ちでいっぱい。ブランドイメージはスポーティー&スピーディー。これは代表にも共通する」とご機嫌だ。だが、最大の恩恵は別にあった。
アウディでは同社の設立100周年となった09年にスポンサー契約を結ぶ複数のクラブをドイツに招き、シーズン開幕直前の7月に記念イベントとして「アウディ杯」を開催。今年7月には第2回大会が開催される。アウディが代表チームと契約するのは日本が初めてとなるため、過去に代表チームの参加実績こそないが、この日、アウディ?ジャパンの大喜多社長は「ドイツで活躍している日本人も多いですし、ぜひ、やりたい」と明言。ザックジャパンの参戦計画を進めていく意向を示した。
関係者によれば、これまでは隔年開催となっているが、第3回の開催時期については未定で来年となる可能性もあるという。日本代表にとっては、今年7月にも南米選手権(アルゼンチン)にゲスト参加を申し出ていたように、アウェーでの国際試合、武者修行を何より大事な強化策に挙げている。代表よりも連係や戦術の面で成熟しているといわれる世界のトップクラブを相手に、しかも、メッシ、C?ロナウド、ルーニーらスーパースターと真剣勝負できる、またとない機会となる。
アウディとの契約は複数年で14年W杯までは継続される見通しだ。ザックジャパンは、ドリームマッチという夢舞台を経て、はるかブラジルの地へと突き進む。