ゆうちょ銀ATMに障害 東日本の1000台が取引不能
日本郵政グループのゆうちょ銀行は9日、システム障害により同日朝から全国約2万6000台の4%弱に当たる約1000台の現金自動預払機(ATM)での取引が不能になったと発表した。
北海道、東北、関東甲信越、北陸の20都道県に、利用できないATMが点在。うち、東北6県では7日の東日本大震災の余震による停電でサービスが中断しているATMを含め、数百台が使えなくなった。西日本のATMには異常は見つからなかった。
ゆうちょ銀は、7日に起こった停電からの復旧作業の過程でミスが発生、障害が出たとみており、10日朝までに復旧作業を終え、10日以降は通常通り稼働できる見通しだとしている。
土曜日の9日は午後5時に大部分のATMはサービスを終了。日曜日の10日は約2万6000台のうち、平常通り半数程度を日中に稼働させる。
ゆうちょ銀では、2010年7月にも全国のATMなどで他の金融機関との間での取引ができなくなる大規模な不具合が発生している。