ソネット会員128人 不正アクセスで被害10万円
ソニー子会社で国内インターネット接続サービスを運営するソネットエンタテインメントは20日までに、不正アクセスによって会員128人がためていたポイントが盗まれ、総額約10万円相当の商品と交換されたと発表した。
ソネットによると、会員向けサイト「ソネットポイント」に対して、16~17日に約1万種類のIDとパスワードの組み合わせによる不正アクセスが試みられ、201人分への侵入が成功。このうち128人からポイントが盗まれ、ゲームなどで利用できる「ウェブマネー」に交換された。90人分のメールも閲覧されたという。
会員から18日、同社に「身に覚えがないのにポイントが使われている」との苦情が寄せられて発覚した。ソネットは同日からポイントの交換を停止し、会員約422万人にパスワードの変更を呼び掛けている。
ソニーでは、ゲーム関連で米子会社がサイバー攻撃を受け、最大約1億人の個人情報が流出した問題が発生。ソネットは「不正アクセスの方法が異なる」として関連は低いとみている。
ただソニーは「(サイバー攻撃で)流出したIDとパスワードが今回悪用された可能性を完全に否定することはできない」と説明している。