福島第1原発周辺 日中は東寄りの風か
気象庁によると、福島県内の地域気象観測システム(アメダス)は東日本大震災で観測不能となった所が多く、福島第1原発近辺の正確なデータは得られていない。南約50キロの福島県いわき市小名浜では15日午前中、3~6メートルの北北東―東北東の風が吹いた。原発周辺では日中、東寄りの風が続く見込みという。
北約100キロにある仙台のアメダスのデータによると午前11時現在、東南東の風。小名浜から仙台の間に、観測可能なアメダスはない状態。
原発がある福島県浜通り地方は、気圧の谷の影響で15日夜から16日未明にかけて雨か雪が降る見通し。17日にかけて冬型の気圧配置となるため、原発周辺では西寄りの風が強まるとみられる。