辞める？辞めない？小沢氏の意思、再度確認へ

民主党は１日、強制起訴された小沢一郎元代表の処分について検討に入る緊急役員会を３日午後に招集する方針を固めた。

　役員会とは別に党執行部は近く小沢氏から進退に関する意向をあらためて確認する。小沢氏は１月３１日の起訴を受け、離党も議員辞職もしないと記者団に表明しているが、役員会での協議に伴い、本人の考えを確かめる必要があると判断した。処分の前提となる党倫理委員会の開催に向けた党内調整にも着手した。

　ただ小沢氏が執行部の意向確認に応じるかは見通せない。小沢氏支持派は徹底抗戦する姿勢を強めており、処分問題は長期化する可能性も出てきた。

　１日の常任幹事会では岡田氏が強制起訴の経緯を報告。離党勧告や党員資格停止などの処分に踏み切る場合には、役員会の議論を経て、あらためて常任幹事会に諮る方針を確認した。