松井「点を入れるだけ」新天地で打点マシン宣言
昨季チーム本塁打数はリーグ14球団中13位の109本で、663得点も同11位だった。本拠のオークランド?コロシアムは投手有利の球場として知られ、右中間と左中間が362フィート(約118?3メートル)と深いのが特徴だ。本塁打を狙うのではなく、意識は外野と外野の間。左の中距離打者バートンは「ギャップ(外野の間)を意識して打てば、二塁打が増え、打点にもつながる」と話し、昨季チーム最多16本塁打のクーズマノフも「風が右翼方向に吹くことも多い。しっかり叩けば、自然とスタンドに入る」と攻略法を語った。
松井は前日練習で柵越え7本を放つなど上り調子。ア軍での初安打が日米通算2500安打となるが「全然意識していない」という。求められているのは勝利につながる打点。「いよいよまた始まるという気持ち。楽しみ」。ゴジラの目が輝いた。
?得意開幕戦?松井は過去8シーズンの開幕戦で通算32打数12安打(?375)、4本塁打13打点と打ちまくっている。06年ヤンキース時代はアスレチックスとオークランドで対戦し、3ランを含む4打数4安打4打点。09年からは2年連続で開幕アーチを放つなど好データが並んでいる。