楽天も菅野獲りへ「1位候補に入っている」
楽天は球界への新規参入が決まった04年秋のドラフトから昨年まで1位は全て即戦力投手を指名。エースの田中以外にスター選手がいないため、「知名度」も大事な要素だ。現時点の1位候補には岩手県出身で地域密着の面でも魅力的な花巻東の大谷、大阪桐蔭の藤浪らもいるが、菅野に対しては実力、知名度の両面で高く評価している。
昨秋ドラフトでは伯父の原監督率いる巨人と相思相愛の菅野に対し、楽天は1位指名を見送った。だが菅野を1位指名した日本ハムが巨人との抽選の末、交渉権を獲得。菅野は入団を回避して浪人の道を選択した。今秋ドラフトでは現場、フロントが「その年で最も能力が高い投手を獲得する」という方針で一致。今後も菅野を徹底マークし、動向を探る。DeNA、ヤクルトなども菅野に興味を持っており、昨年に続いて「波乱」が起きる可能性は十分にある。