フェンス激突、全身強打も…大和　タイムリーで見せ場

懸命の背走も及ばなかった。初回、無死一、二塁。森野のセンターを襲う大打球に阪神?大和が一直線にフェンスへと走った。しかし、ボールには届かず自身はそのままフェンスに激突。すぐに起き上がったものの、しばらくプレーできる状態には戻らなかった。

　「ケガ？全身です。大丈夫です」

　試合は最後まで出場し事なきを得たが、トップスピードでの激突だけにヒヤリとするシーンだった。「いっぱいいっぱいのプレー。よくあそこまで追いついた」。関川?外野守備走塁コーチは大和の執念をたたえつつ、ケガをしなかったことに胸をなで下ろした。

　直後の攻撃では１死から四球を選び新井の２点適時二塁打を演出。２回には二死二、三塁で右前適時打と攻撃でも見せ場をつくったが、敗戦で試合後は口が重かった。