2打席連発!おかわりMVPも「ボク、持ってないです」
マツダオールスターゲーム2011第2戦は23日、QVCマリンで行われ、全パが4―3で全セを下し、対戦成績を1勝1敗とした。最優秀選手は2打席連発の中村(西武)。「全打席全球狙いにいった」というおかわり君は、夢舞台での活躍にもお立ち台で「ボク、持ってないですよ」と謙そん。それでも「明日も出られたらフルスイングします」と最終戦での活躍を約束した。敢闘選手賞は本塁打を含む3安打2打点の坂本(巨人)が受賞した。通算成績は全パの76勝71敗9分け。
全セは1回、先頭の坂本が中前打で出塁したが、続く青木(ヤクルト)が遊ゴロ併殺。2死から3番マートン(阪神)が右前打を放ったが、阿部(巨人)が右飛に倒れて先制機を逃した。
全パはその裏、中村の一発で先制。2死二塁から館山の125キロのスライダーを強振すると、打球は左翼席上段に飛び込む特大の2ランとなった。
全セは2回2死満塁のチャンスも坂本が中飛に打ち取られて無得点。3回は2番手?杉内(ソフトバンク)の前に三者凡退に終わった。
4回、全パに追加点をもたらしたのはおかわり君の2打席連続アーチだった。全セ3番手の吉見(中日)の2球目の直球を捉え、今度はバックスクリーン直撃のソロ。全セは5回1死、全パ3番手の牧田(西武)から坂本が左翼席へのソロアーチを放って反撃開始。6回には1死二塁から畠山(ヤクルト)の中前適時打で1点差とした。
巨人ルーキー沢村は6回から登板し、球宴デビュー。この回は150キロ台を連発してT―岡田(オリックス)、中村、稲葉(日本ハム)を三者凡退に斬ったが、7回は2死二塁から代打?内川(ソフトバンク)に左前二塁打を許し、1点を失った。
全パは最終回、武田久(日本ハム)が登板。2死三塁から坂本の中前適時打で1点を失い、続くバレンティン(ヤクルト)にも右前二塁打を打たれて一打逆転のピンチとなったが、最後は渡辺(横浜)を左飛に打ち取った。
第3戦は24日、東日本大震災の復興支援として仙台市のKスタ宮城で行われ、先発は全パが田中(楽天)、全セは由規(ヤクルト)が務める。