浜松、連覇へ王手!貫録88点、順当に決勝進出
ゾーンディフェンスでゴール下を固めた新潟を、浜松の3点シュート9本が切り裂いた。リーグ戦の勝率?870の王者が、順当に決勝進出を決めた。
危機感はあった。東日本大震災の影響でポイントガードのジャメイン?ディクソンが離脱。1週間前には、ベスト5にも選ばれたアーノルドが発熱により練習にも加われなかった。だからこそ、中村和雄ヘッドコーチはテーマを与えた。美しくありたい――。「ウチの美しさとは、泥だらけになってボールを追いかけること」。高さを武器とする新潟を、リバウンドでも4本上回った。
22日は連覇のかかる決勝。岡田主将は「(決勝は)2度目だけど、小細工なしで、ぶっ倒れるまでやる」と充実したチーム力に自信を見せた。
<新潟 アシュビー奮闘も…>アシュビーが両軍最多の28得点と気をはいたが、王者の前に完敗。広瀬昌也ヘッドコーチは「こういう大舞台で必要な強い精神力が、うちの日本人選手には足りなかった」と悔しがった。防御で健闘した時間帯もシュートの精度が上がらず、リズムに乗りきれなかった。同ヘッドコーチは「去年も(ファイナル4に)来たんだから、今年は経験を生かしてほしかった」と厳しい表情を浮かべていた。