トルコでM5?8 2人死亡 建物に被害
米地質調査所(USGS)によると、トルコ西部キュタヒヤ郊外で19日午後11時15分(日本時間20日午前5時15分)ごろ、マグニチュード(M)5?8の地震があった。
AP通信などが伝えたトルコメディアの報道では、震源地近くでパニックになった住民1人が建物の窓から飛び降りて死亡、高齢の女性1人が心臓発作で死亡した。無人の大学校舎が崩壊したほか、いくつかの建物の窓ガラスが割れたという。
トルコの地震観測所はM5?9としている。揺れは最大都市の西部イスタンブールでも感じられた。USGSは当初、M6?0としていた。
USGSによると、震源はキュタヒヤの西南西80キロ、首都アンカラの西南西334キロ、震源の深さは9?1キロ。直後には余震が相次いだ。
トルコでは1999年に北西部でM7?4の大地震があり、1万5千人以上が死亡した。(共同)