パットさえ ガッツポーズ 丸山茂シード復活好機も「もう年だから…」
フェアウエーキープはわずか5度。ティーショットがややぶれていたが、さえていたパットでカバーした。2日連続の8バーディー、3ボギーでトップに立った丸山茂は「2日間良いゴルフができたのは率直にうれしい」と目尻を下げた。
出だしの10番は第1打を左の林に入れたが、何とかパーをセーブ。14番で12メートル、15番でカラーからの10メートルを沈めて連続バーディーで勢いづくと、18番では5メートルのバーディーパットを沈め、ガッツポーズをつくった。
「ロングパットが決まると気持ちがいいし、(ショットが)多少曲がっても何とかなると自信を持てる」。7番でもバンカーから直接入れるバーディー。多くの日本人ギャラリーからは「マルちゃん、頑張れ」と声援を浴び、パットでつくった流れを最後まで保った。
2000年から9年間を米ツアーで戦った。8季ぶりの4勝目を挙げればシード権が復活するが、この舞台の厳しさを知る41歳は「戻ってこいと言ってくれる仲間もいるけれど、まだそこまで考えられない」と慎重だ。36ホールの長い戦いが待ち受ける最終日に向けて「もう年だからゆっくり歩いて、気負わずに頑張りたい」と控えめに言った。