ハリケーン余波 松井15時間“缶詰め”でお疲れ1安打
午後11時37分。クラブハウスから出てきた松井の表情は疲弊し、その口調も乾いていた。
「何も言うことはありませんでしたね。あしたは(ハリケーンで)試合が難しいでしょうから仕方ない。負けたのは残念だけど、試合ができて良かったのでは…」
ハリケーン「アイリーン」に備え、28日の試合を前倒しして組まれたダブルヘッダー。同カードは今季これが最後で、ヤンキースと地区優勝を争うレ軍が日程の消化を望んだ背景もあった。しかし予想以上の大雨で試合は3度、計4時間も中断した。第1試合の2度目の中断中にはレッドソックスが球審に降雨コールドゲームとするよう持ちかけたが、審判団が却下。責任審判のティム?マクレランド二塁塁審は「同日に2試合目を行う場合は、必ず1試合目を9回完了しなければならない。09年に一度認められたケースは間違い。大リーグ機構副会長のジョー?トーリ氏(ドジャース前監督)にも電話で確認した」と説明した。
結局、1試合目が中断を合わせて6時間6分、2試合目が5時間58分。松井がメジャー1年目の03年から帯同しているカーロン通訳が「試合開始が雨で4時間ほど遅れて、翌日午前3時30分に終わったタイガース戦(07年8月24日)と同じくらいきょうもしんどかった」と話せば、ア軍を担当したマクレラン?クラブハウス?マネジャーも「26年目でこんな日は初めて。洗濯機、乾燥機が2台ずつあるけど回しっぱなしだった」とぐったり。2試合で各選手のユニホームは3回、タオルは最低でも300枚以上洗うはめになったという。
第1試合は休養のため欠場した松井にとっては、「軟禁状態」に近い苦痛。先発出場した第2試合も8回に右前打を放っただけの単打1本で、疲労感だけが残る一日だった。
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