カーワンJAPAN NZ戦へイメトレで“ハカ対策”
現在の日本代表はトンガなど南太平洋各国のウォークライは体験しているが、ハカは初めて。伝統の踊りで雰囲気にのまれる危険性もあるため、95年大会の前回対戦に選手として出場し17―145の大敗を喫した太田GMは「完全アウェー状態。ハカ対策は考えている」と明かした。
練習前にハカの映像を流し、選手にイメージトレーニングをさせるほか、現地のハカ保存会に披露してもらうことも「お金はかかりそうだけど、いいですね」と検討中。ニュージーランド戦は午後8時開始。気温が低くなることが予想されるためウインドブレーカーを着用し、ハカを見ている間に体が冷えることを防止する対策も決めた。
選手たちはこの日、プールリカバリーで疲れを取った。11日付の地元紙「ニュージーランド?ヘラルド」が「桜(日本のエンブレム)が勇敢に戦い、存在感を高めた」と絶賛するなど、フランス戦の戦いぶりは現地でも評価されている。ニュージーランドは世界1位でフランスより手ごわいが、太田GMは「失うものはない。日本のラグビーをしてほしい」と16年前の汚名返上を期待した。