女子学生刺した男 待ち伏せ「話し合い拒否され警察呼ばれたので刺した」
神戸市西区の神戸学院大で4年の女子学生(21)と神戸西署の男性巡査部長(40)が刺され重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された埼玉県鳩ケ谷市の無職男(25)が「大学内の駐輪場で女子学生を待ち伏せした」と供述していることが18日、捜査関係者への取材で分かった。
男は包丁2本を所持。4月にストーカー行為で兵庫県警の警告を受けており、県警は追い詰められた末の犯行とみている。
捜査関係者によると、女子学生は17日午後2時40分ごろ、大学で男から「話をしたい」と迫られ携帯電話で110番。争うような声が聞こえた後に切れたため、県警がかけ直すと「大学の北門にいる」と話した。
神戸西署員3人が現場に到着し事情を聴き始めたところ、女子学生らが刺された。男は北門近くの地下駐輪場で待ち、女子学生を探していたとみられる。
男は「連絡が取れず、会いに行っても話し合いを拒否され、警察も呼ばれたので刺した」と供述している。