最後に最高の輝き!“川島劇場”完封フィナーレ
あり得ないミスも犯せば、絶体絶命のピンチを救う。まさに今大会を通じて展開された“川島劇場”の締めの内容だった。大会MVPは本田圭に譲ったが、ファイナルの舞台でマン?オブ?ザ?マッチを獲得。最後のとりでが最後に一番輝いた。
「最後もタフな試合をものにできたのは大きい。1点が左右する試合だと思っていた。ゼロで終われて良かった」
最大の見せ場は後半27分だ。DF吉田とオーストラリアFWカーヒルが競り合って後方へ流れたボールにFWキューウェルが反応。1対1の状況をつくられたが、すかさずゴールマウスを飛び出し、右足でシュートブロック。同42分にもゴール前に攻め上がったキューウェルの足元に頭から飛び込んでシュートを防いだ。打たれたシュートは20本。フィジカルと高さに勝るオーストラリアが仕掛ける“空中戦”に何度も立ちはだかり、チームを鼓舞し続けた。