付属に合格したのだから…担任が併願高の受験票回収
国立の東京学芸大付属竹早中学（東京、生徒数４８４人）で、３年生の担任らが同大付属高校の入試に合格した生徒から、併願校の受験票を回収したり、併願を辞退するとの書類を書かせたりしていたことが１８日、分かった。
竹早中学の西原口伸一副校長は「付属高との間で『内部進学は第１志望の場合に限る』との取り決めがあり、生徒や保護者にもお願いしてきたが、受験票回収は行き過ぎだった」と陳謝した。回収した受験票は生徒側に返すという。
竹早中学の説明によると、３年生が１３日に付属高入試を受け、６６人が合格。担任らは合格発表翌日の１６日に「合格者は他校を受験しないように」と指導した。
その後、付属高の合格者で都立高にも願書を出していた４５人のうち２３人から受験票を回収。さらに、千葉や埼玉、神奈川の県立高の併願者には、それぞれの併願校あてに「出願を辞退する」との書類を書かせたという。
東京学芸大付属高校は有名進学校で、ホームページによると、昨春は東大に５４人（浪人生も含む）が合格した。
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