吉田 3連覇王手!リベンジ果たし強敵との決勝へ
準決勝の相手は、今年5月の国別対抗戦W杯で吉田の58連勝を止めた19歳のジョロボワ。敗戦後に吉田は号泣しながら「もう一度自分と向き合って、どうやったら勝てるか考えたい。ロンドンで3連覇しないと意味がない」と覚悟を決めた。
第1ピリオドは序盤から積極的に攻めた。30秒、相手の右足を持ちながら場外へ。1ポイントを先取した。その後、ジョロボワも鋭いタックルで攻めたが、そのままこのピリオドを終えた。
第2ピリオド、序盤はお互い様子を見たが、1分30秒に吉田がタックルからニアフォールで2ポイントリード。そのまま相手の攻撃をかわし、2―0で勝利した。
5月の敗戦後に「この涙をうれし涙に変えたい」と誓った金メダルまで、あと1勝。決勝は9日(日本時間10日、午前3時3分予定)、トーニャ?バービック(カナダ)と対戦する。04年のアテネ五輪銀メダルのバービックは、11年の世界選手権でも2位。優勝した吉田と1―2で惜敗するなど接戦を演じた。ロンドン五輪最大の強敵だ。