3号機南に高線量のがれき 汚染水流出も深刻
東京電力は21日、福島第1原発3号機の原子炉建屋南側で、毎時1000ミリシーベルトという極めて高い放射線量のがれきが見つかったと発表した。事故後に特例で引き上げられた作業員の被ばく線量限度である250ミリシーベルトに15分で達する線量で、敷地内のがれきではこれまでで最も高い。東電はできるだけ早く撤去する。
一方、3号機の取水口近くの穴(ピット)から高濃度の放射性物質で汚染された水が海に流出した問題では、流出量が250トンで放射性物質の総量は20テラベクレル(テラは1兆)との調査結果を発表。1年間で外部への放出が認められる放射性物質の約100倍に相当する。