“栗原塾”開講 期待の長距離砲?堂林に打撃理論注入
栗原は熱っぽい表情で語りかけ、堂林は直立不動で貴重な話に聞き入る。濃厚な2人だけの時間は延々と続いた。
「“教えてください”と来ましたから。多くを言えば混乱するので、少しずつ。今まで見ていないので、毎日の変化を見ながら言おうと思います」
栗原は堂林に対し、トップの位置が定まらないこと、さらに右腰の使い方をアドバイス。フリー打撃で理論を実践し、さっそくサク越えを連発した堂林は「実戦に対応できる打ち方。いつでも打てるという準備が大事ということを教えていただいた」と笑顔だった。
将来の主砲としての期待を受けて入団し、今季で3年目を迎える堂林。「いいモノを持っているし、ツボにきた時に飛ばす力はすごい」と認める素材に、栗原は自らの持つものを惜しみなく与えていく。