小久保 初回に先制打で日本ハム3タテの立役者に
初回2死二塁で武田勝の生命線、スライダーを仕留めた。昨季7試合で0勝5敗、防御率1?07と封じられ小久保自身も14打数3安打、打率?214。内角スライダーに苦しんだのが最大の原因だが、初回は1ボール2ストライクから膝元の厳しいスライダーをファウルで逃げ、甘く入ったスライダーを打ち返した。数少ない失投を逃さず、これで球宴明けは6試合連続安打。ダルビッシュを打ち砕いた前日も含めて3試合で勝利打点を挙げるなど、勝負どころを熟知しているベテランらしい活躍だ。
腰に張りを感じるなど体調は万全ではないが、チームの先頭に立って走り続ける。「強い日本ハムに3連勝することができました!」。お立ち台で声を張り上げた小久保。ユニホームの胸の「C」の文字がひときわ輝いていた。