牛島和彦氏 結果的に「井端なら三振はない」が流れを切った
【牛島和彦氏 シリーズ第4戦分析】中日は先発の川井が2失点で踏ん張って迎えた5回。荒木の左前適時打で1点を返して、なお1死一、二塁で井端の打席だ。フルカウントになってベンチは走者を動かした。
「井端なら三振はない」という判断だ。ところが、低めの124キロを見逃して判定はストライク。スタートを切っていた二塁走者の代走?小山は三塁で憤死して最悪の三振併殺となった。
この場面、走者が動くなら井端はストライクゾーンを広げて待たないといけない。見逃したのは手を出さなければいけない高さ。逆転への流れを切る高価な見逃し三振だった。初回の2失点目もエラーから。ミスが勝敗につながった。