15日まで大雨降るな…原発で汚染水漏れの危機
東京電力は3日、福島第1原発の原子炉建屋などにたまっている高濃度の放射性物質を含む汚染水の総量は5月末現在、推定10万5100トンと発表した。大雨が降った場合は高濃度の汚染水が今月15日までに外部に漏れ出る恐れがあるとしている。
東電は、汚染水の浄化システムを15日以降に稼働させる計画だが、間に合わない可能性がある。東電によると、5月末には100ミリを超える雨が降り、その影響で水位が50ミリ以上あがった。一方、雨が降らない場合は漏れ出るのは早くて20日と予測し「汚染水の漏えいを防ぐことができる」としている。東電によると、高濃度の汚染水は1~4号機の建屋などにたまっており、水に含まれる放射性物質は72万テラベクレル(テラは1兆)。