どう見る3期12年の石原都政「鮮やかな引き際」「弱肉強食の印象強い」
4月の東京都知事選に4選出馬しないことが1日、分かった石原慎太郎都知事(78)。関係者や有識者から「鮮やかな引き際」との評価が出る一方、「医療や福祉については役人任せで『弱肉強食』の印象の都政だった」との声も上がった。
「鮮やかな引き際。本当にご苦労さま」と話すのは、前回の知事選で選対本部長を務めた佐々淳行元内閣安全保障室長。羽田空港の国際化や歌舞伎町の浄化など危機管理の点でも大きな功績があったと評価する。
佐々氏は「まだ78歳。石原氏は日本を再生するための活動をしたがっている。引退して小説を書くのではなく、まだまだ政治活動を続ける気持ちはあるし、私も応援したい」と話した。
「都知事」などの著書がある佐々木信夫中央大教授(行政学)は石原知事について「過去、6人いた東京都知事の中でも、作家知事として独特の存在だった」と話す。
3期12年の都政運営を「小泉政権と二人三脚で東京の経済都市化を進め、不良債権処理に貢献した。半面、医療や福祉などについては役人任せで、総じて『弱肉強食』の印象が強い都政運営だった」と分析。
その上で「4月の都知事選では、石原知事が顧みなかった生活都市としての東京をどうするかが争点になるのではないか」とみている。
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