白鵬 全勝Vならず苦笑い「ちょっと気合を入れすぎた」
表彰式の優勝インタビューではマイク越しに「13日目に優勝を決めて気が緩んで申し訳ありません」と謝罪。宿舎で稽古がわりに卓球を楽しんだエピソードを披露した後に「そろそろ、もう一人の横綱が欲しい」と続けた。一人横綱で孤独な戦いを強いられる白鵬は強力なライバルの台頭を待ち望んでいる。昨年の九州場所で連勝記録を63で止められ、今年初場所、秋場所で苦杯を喫した稀勢の里は格好の存在だ。
「(千秋楽で敗れて)最後は締まらなかったけど、内容のある場所だった」と好敵手の昇進を喜び、「初場所から(横綱昇進へ)優勝を狙っていくしかない」と叩き上げ力士の一層の飛躍を期待していた。