「歓声うれしかった」「まだ不安の方が大きい」
――実戦登板を前にした心境は?(朝、選手宿舎から球場に移動中)
「きょうは朝7時に起きた。朝食もゆっくりめでした。昨晩は捕手の鶴岡さんと2人で話しました。“基本的には直球中心で行きたい”と…。内角も突きたいですね」
――実戦登板を終えた感想は?
「プロの打者の雰囲気を実戦という形で味わおうとした。結果的に1イニングを0点に抑えられてよかった」
――先頭の朴漢伊とライアン?ガーコにはフルカウントとなったが?
「結果的に低めを意識した上でのボールだったので、それは“よし”としたい。ただ、思ったところに投げ切れていないので、それはこれからの課題」
――ファンから歓声が凄かったが?
「うれしかったです。緊張はなかった。ファンサービスは結果を残すことが一番だと思っています」
――直球にこだわっているが、どんな直球を目指すのか?
「打者は直球に差し込まれると、その後も直球を意識するもの。そうなればちょっと曲げるだけでも変化球が生きてくる」
――これで1度実戦を経験し、不安は消えた?
「まだ不安の方が大きい。例えば内野ゴロでも1メートル、横にずれていたら安打になっていた。それに日本人選手が相手ではなかった。シーズンに入ってみないと不安が消えるかも分からないです」