和田 原発事故で移動困難の福島にマイクロバス寄付
「知人を介して福島の相双地区の球児が、仲間と散り散りで、練習は父母の方が送迎すると聞いた。マイクロバスがあれば便利だと思った」
贈呈する29人乗りのマイクロバスは約1000万円。プロアマ規定の問題もあったが、福島県高野連へ寄付し、双葉、原町、相馬農が結成する連合チーム?相双福島へ貸与される。さらに「12球団の気持ちを込めて渡せればいい」と各球団の主力選手へ電話を入れ、車体にサインを入れることを依頼。9月8日に福島を出発したバスは9、10日に仙台入り。楽天―日本ハム戦(Kスタ宮城)でダルビッシュ、斎藤、田中、岩隈らの協力を得て、千葉、福岡などのべ9都市で12球団の主力選手のサインが入る。
「走ることで震災があったことを忘れないバスになる。復興のシンボルになれば…」。和田の思い、そして12球団の選手たちの思いを乗せたバスが、9月下旬、被災地?福島の町を走る。