差し出されたカップラーメン 岡崎、阪神大震災の恩返しを…
前半19分、日本代表2点目のゴールを決めたFW岡崎慎司は、16年前の95年1月17日に兵庫県宝塚市で阪神大震災を経験した。。当時8歳。その恐怖は脳裏に焼き付いている。「家が激しく揺れた。ただ、ただ怖かった」。避難はしなかったものの2週間ほど支給されたカップラーメンを食べてしのいだ。「あの時は誰が出してくれたのか分からなかった」。感謝の気持ちは言い表せない。「今にして思うのは僕は周りの人たちのおかげで生きている」。だからこそ今、恩返ししたいという強い思いを抱いた。
試合前に着用したTシャツには「やるべきことを一つずつ!!」のメッセージ。岡崎は今後も復興支援を続けていくことを誓っていた。
▼日本サッカー協会小倉純二会長 いい試合ができてホッとしています。被災地にも思いが伝わってくれたのではないでしょうか。この3日間で2000万円近い募金が集まった。これを一過性にせず、やれることは何でもやっていきたい。