ドーム状の構造物露出…防衛省が福島原発の映像公開
防衛省は27日、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発1~4号機を、陸上自衛隊のヘリコプターが上空から撮影した映像を公開。4号機の原子炉建屋の上部が激しく損傷し、ドーム状の構造物が露出しているのが確認された。防衛省は「原子炉格納容器の上部ではないか」とみている。
4号機は使用済み燃料プールの冷却機能が停止、燃料が露出して水素爆発を起こしたとみられている。激しく壊れた原子炉建屋の骨組み越しに見えるドーム状の構造物は黄色い塗装で、大きな損傷はないもよう。周辺は爆発によるがれきで埋もれている。燃料プールからは蒸気が激しく上がっていた。
原子炉と燃料プールの冷却機能が停止している1~3号機でも、原子炉建屋が損傷し、蒸気が出ていた。