高校生ら少年7人出頭 自転車ロープ張りは“故意じゃない”
堺市堺区の市道で15日、自転車に乗った無職の男性(70)が自転車の若い男らと擦れ違う際、首にロープのようなものを掛けられ軽傷を負った事件で、高校生を含む少年7人が堺署に出頭したことが20日、堺署への取材で分かった。同署は任意で事情を聴いている。
堺署によると、少年らは16日正午ごろ出頭。「1人がだるいと言ったから自転車に乗ってゴムロープで引っ張っていた。男性が来たため放したがあたった」とし、故意を否定。ロープは「自転車の荷台にあった」と説明している。
事件は15日午前4時ごろ、堺区香ケ丘町の幅約7メートルの市道で、自転車に乗った7、8人の若い男が、男性と擦れ違う直前、二手に分かれて約1?5メートルの高さにロープを張って首に引っ掛けた。
現場近くの防犯カメラには自転車に乗った複数の若い男らの姿も写っており、堺署は映像分析などを進め、少年らの話している内容を慎重に調べている。
若い男らは現場から逃走し、堺署は殺人未遂容疑で捜査していた。